時は陽炎愛は
幻想のように
はるか遠くかなた
雨に打たれていた
涙も洗い流され
僅かな幸せは黒い点で
塗りつぶされていた
胸に負った傷が
やがて言葉になる
答えてくれないか
誰の為の争いなのかを
何を恐れる事も
無く過ぎた
過去のアルバムから
こぼれる笑みと
穏やかな光
誰かを信じ続ける事
ようやく
見つけた答えは
壊れて消えた
記憶の中で目覚めた
歴史は繰り返す
夜の月は黒く
エナメルの忌み照らす
風の奏でるメロディ
明日を憐れむ
誰もが同じ星に
祈りの十字を切る
流れ落ちた希望の調べ
レクイエム
時は陽炎愛は
幻想のように
はるか遠くかなた
声は空に羽ばたく
鳥のように
願う風は乾いてる
別れはプロローグ
終わりから始まる
崩れ落ちる
病みの迷路
揺れる核に口吻を
心は途切れ途切れ
身体から痛みは消え
哀を演じた
ピエロ片目で
泣いていた
たとえば終わる世界
光と影の奇跡
咲き誇れ華やかに
我が手の中で
夜の月は黒く
エナメルの忌み照らす
風の奏でるメロディ
明日を憐れむ
誰もが同じ星に
祈りの十字を切る
流れ落ちた希望の調べ
レクイエム
愛は憎しみを奪う
虹のように
遠く空を繋ぐ
私は太陽
君の足下照らすから
夜は明けると信じて