いっそ
空がぬけ
落ちればいい
どしゃ降りが
通りすぎて
大地が固まる
ひらく
いっそう
あふれだす雲暗闇
中途半端な甘さを
塗りつぶしていけ
無垢な
色の鳥よ
真直ぐに
翼はばたいて
うまく
飛び去ってくれ
壊せ
救え
笑え
つらくても
動きだせ
この胸のなかの
火よ
進む止まる
戻る白と黒
逃げるなら
砂を噛んで
溺れるだけ
ずっと
つきぬけて
しまえばいい
ボロボロの風穴から
破片が飛び散る
光
ぐっと
気を失ってゆくほど
我を忘れた瞬間
つかみとる軌跡
肩に
降りる鳥よ
少しだけ
翼汚れてる
なぜか
それがいとしい
なにのために
選ぶ白と黒
愛だとは
熱く誇れない
まだ
傷み怒り
偽り奪えもう
絶望の箱を誰も
あけないよう
壊せ救え
笑えつらくても
動きだせ
この胸のなかの
火よ
進む止まる
戻る白と黒
逃げるなら
砂を噛んで
溺れる
なにの
ために
選ぶ白と黒
愛だとは
熱く誇れない
まだ
傷み怒り
偽り奪えもう
絶望の箱を
誰も
あけないよう