始まりも終わりも
気付かずに時は過ぎて
泣いた空を見上げ
零れ落ちた
君の涙
傷付かず
生きて
いく事など
出来なくて
壊れた
世界でまだ
声を殺して泣いてる
どんなに
儚くても
わずかな奇跡を残して
いつの頃か僕は
誰の目も
見れなくなって
錆びれた籠の中
飛び立てず
明日を夢見る
微笑みに
そっと
触れていたい
だけなのに
手探り
のままだまた
噓だけが
上手くなって
溢れた哀しみさえ
抱いたままで
眠っている
空の波間から
月が僕を呼んで
やわらいだ光の中
導かれるように
君には伝えたくて
震える声で叫んだ
どんなに
苦しくても
わずかな奇跡を信じて
壊れた
世界の果て
降り続く
雨が止んでも
僕らは
生き続ける
わずかな奇跡を残して