小さな駅のホーム
桜の見えるベンチ
明るく振る舞う君
迫り来る発車時刻
えっとえっと
伝えたいことは
えっとえっと
山ほどある
口から出るのは
くだらない
話題ばかりさ
君の笑顔も泣き顔も
知っていた
つもりなのに
今ここでじゃあねっ
ていう顔を
どうしても
見れないままで
憧れの都会の午後
一人で食べるランチ
毎日が深夜残業
飛び乗る最終列車
えっとえっと
心配しないで
えっとえっと
大丈夫さ
なぜだろう
君には
聞こえていない
気がした
会えない日々が
来ることを
こわがって
ばかりいたけど
喜ぶべきか
いつの間にか
強い自分を
手に入れていた
忘れたくても
全てが君を連想
かき消す為流す
二人のエンドロール
君の経路
僕の回路
君へ帰ろう
としたこの感情
いつも近くで
支えてくれた
離れて気付く
君の心地よさ
顔を上げて
見てたSame Day
列なる
チェリーブラッサム
春が来て
今僕の住む
灰色のこの街にも
目がくらむほど
桜咲いたよ
涙がこぼれてきた
君の笑顔も泣き顔も
誰よりも
知っていたのに
遠くの街で
君がどんな
顔しているかなんて
僕はこれっぽっちも
知らない