束の間の
夢の中
笑ってる
貴方がいた
このまま
目覚めなくていい
足音立てずに
そっと近づく
懐かしい
出逢ったあの時間
目を閉じても
開いてくページ
見慣れた壁の色
止まった時計も
すべてあの日のまま
どうしてそんなに
優しく撫でるの
Ah私から
アナタが
いなくなった
ならいいのに
耳に残る声
腕のぬくもり
すべて解き放て
さよならって
手を振った
平気だって
思ったのに
どうして
涙が出るの
キライ
じゃないなんて
あやふやにしないで
最後の最後まで
イイヒトだなんて
そんなのズルイよ
あとどれくらい
眠れずに朝を
迎えたらいいの
あとどれくらい
涙流せば
思い出になるの
取り残されたように
動けなくなった
鳴り響くあのコトバ
しつこい六月の
この雨のように
もうこれ以上
私の時間に
顔を出さないで
顔杖つく癖
見え透いてても
つくウソ
触れる指先
帰りのキス
おやすみの
ワンコール
耳に残る声
腕のぬくもり
すべて解き放て