偶然のフリをして
ふりかえる
夕暮れバス停の先
交差点で
通り過ぎてゆく
人混みのなか
あなたが見えた
Oh Baby
制服のまま並ぶ
長い影が
まるで恋人みたいだね
って言うの
そんな小さな
シアワセ感じていた
どうしてるかな
隣の笑顔に
また逢えたなら
あたしはあなたに
何を伝えたいんだろう
あの頃ふたり
口ずさんでいた歌が
Radioから
聴こえたの
数学が苦手なこと
知っている
でも誰よりも
優しいことも
知っている
渡せない手紙
書き直すたび
色褪せそうで
怖くて
本当の好きが
わからなくなる
黙り込んだまま
あの時ひとこと
ありがとうも言えず
季節だけが過ぎて
大人になった
隣の笑顔に
また逢えたなら
あたしはあなたの
何を知りたいんだろう
写真にはたぶん
残らないような時間涙
お互いにまた
恋をしても
途切れない
糸で繋がってる
きっと大丈夫
あなたの行方を
捜しているの
カフェオレ
片手に
歩いた道で
ほろ苦い香り
今でもずっと
あたし覚えてる
隣の笑顔に
また逢えたなら
あなたはあたしに
話してくれるかな
二十歳になったら
変わることなんて
幾つあるのかな
教えてよ