今は
独り
空を見上げている
君が
いないだけの
風景を
眠り
誘う
幼きまどろみに
溶けて
いきそうな
切なさが痛い
過ぎ去った二人の
残像がまるで
水たまり
のように消えていく
僕だけ残して
抱き締めてもう一度
まだ笑えるなら
抱き締めて
もう一度だけ
あの日のように
あの頃のように
君が
くれた
優しさ忘れない
何も
変わらない
夕暮れの部屋で
想い出のページが
逆さにめくれて
二人きり
笑いあう場面で
止まって消えた
泣かないで
これ以上
まだ歩けるなら
泣かないで
もうこれ以上
また逢えるさ
また逢えるから
抱き締めてもう一度
まだ笑えるなら
抱き締めて
もう一度だけ
あの日のように
泣かないで
これ以上
まだ歩けるなら
泣かないで
もうこれ以上
また逢えるさ
また逢えるから