息を弾ませ
追いかけていた
確かなものは
どこにあるの
ジオラマみたいな
街を見下ろして
いつもより
もっと空に近付くの
指の先ほど
小さな世界から
踏み出す理由を
探してた
きっと
いつの日か
なんて
思ってた
ぼんやりと
待つだけの
毎日を抜け出して
もっと
遠くまで
見渡せる場所で
見つけたい
だれかじゃない
わたしだけの
未来
空回りする
日々の向こうで
待ち伏せしてる
ものはなあに
ドキドキするのは
晴れた空のせい
それだけじゃない
予感がもう目の前で
なんとなく広げた
手のひらに吹く風は
繋いだ手に似た
ぬくもりで
そっと
包み込み
空へと誘う
大丈夫
耳元で
聞こえたよな気がした
何度
つまづいても
何度
傷ついても
笑いたい
だれかじゃない
きみと描く
未来
きっと
いつの日か
なんて
思ってた
ぼんやりと
待つだけの
毎日を抜け出して
もっと
遠くまで
見渡せる場所で
見つけたい
だれかじゃない
わたしたちの
未来