踏切ぬけると
春風になびく蕾達
目を閉じるとまた
流れてくメロディ
初めはそっけない
冷たい人だと
思ってた
でも何か気になって
目で追っていたの
ふいに君が
ギター手に持って
弾き始めた瞬間から
その音色に夢中で
あたしは
君に恋したの
伝わればいいなって
願い事のように
君のギターに
合わせて
唄った
ねぇ覚えてるかな
蕾が咲く頃に
いつも
笑顔だねって
頭
撫でてくれたの
だからもう
泣かないよ
またねって君が
手をふると
少し嬉しくて
二人で作った曲
口ずさむの
でも別れの日が
くることに目を
反らしながら
ただ願うだけで
言葉にできなかった
君の楽譜の端に
小さく
スキって
二文字書いたんだ
あたしに
誰だろうって
困った顔して
笑ったね
伝えたい想いが
届くといいなって
君のギターに
合わせて
唄った
ねえ忘れないでね
舞い散る花のように
楽しく咲いた日々は
短かく感じたけれど
最高の
宝物
最後にまたねって
言った君
苦しくて
嬉しかったよ
君の背中見ながら
さよならって
つぶやいたんだ
溢れる想い出を
このメロディに
のせて
何度でも繰り返し
唄うよ
ねえ約束してね
別々に咲く未来
前だけ向いて歩こう
初恋をくれた君へ
心から
ありがとう