ありふれた
感情から
卒業も
できてなくて
眠れない
突然の
雨ぬかるんだ
あの靴は
瞬きする
きみの世界をじっと
受け止めている
君のリアル
僕の視線
どこか違うとしても
あのくたびれた
Tシャツみたいに
させないから
Prime number
世界にどれ
ひとつとして
同じものがない
ココロの
空白を無理に
埋めなくても
いいね
たくさんの誰かの
記憶に
残されているよりも
屋根の上
君だけの
空になりたい
黒と白
渡る歩道
無意識に
優しい方を
選んでいる
太陽の
横顔なんて
気にしない
君のように
照らす水たまりだけ
飛び越えたくて
部屋の隅に
積み重ねた
記憶を変えるように
君の小さな
声だけを拾い
集めて行く
Prime number
君が歩く
そのあと
黄色の花が咲く
計算しても答えが
みえないあの場所で
僕が迷い
君が微笑う
世界を告白しよう
静かに舞い降りた
フィロソフィ-の
羽根
君のリアル
僕の視線
どこか違うとしても
あのくたびれた
Tシャツみたいに
させないから
Prime number
世界にどれ
ひとつとして
同じものがない
ココロの
空白を無理に
埋めなくてもいいね
たくさんの
誰かの記憶に
残されているよりも
屋根の上
君だけの
空になりたい