長い夜は口を閉ざし
星も見えず
月は雲に
隠れてる
誰かが
聴いているのだろう
マーラーの
憂鬱な交響曲
今心はすべてが
空っぽ
ただ時間が
過ぎてしまえばいい
君のいない
こんな世界
想像よりももっと
退屈だった
些細なことで
喧嘩をして
だけど二人
意地張って
謝らずに
家に帰り
頭冴えたままで
眠れない
つけっぱなしの
パソコンさえ
触る気になれず
ログアウト
ベッドの上で
天井を見てる
本当の孤独は
誰もいない
ことじゃなく
誰かがいる
はずなのに
一人にされてる
この状況
こんな夜は
息を潜め
灯りつけず
闇の中で
目を開く
壁の向こう
側の気配
隣人もまだ
起きてるのだろう
もう今さら
電話したくない
ふと愚かな自分が
嫌になる
君のいない
こんな宇宙
枕を投げて叫ぶ
消えてなくなれ
どうしてだろう
喉が乾く
猫も寝ている
キッチンで
ミルクを飲んだら
寂しくなった
本当の孤独は
誰もいない
ことじゃなく
誰かがいる
はずなのに
一人にされてる
この状況
やがて空が白み始め
鳥が鳴いて
人は誰も
目を覚ます
どんな甘い
夢も消えて
現実の歯車が動く
さあこれから
どうすればいいか
ほら朝陽が
眩しく思えるよ
君がいれば
どんな日でも
何とか生きて行ける
今日は楽しい
愛していると
わかってても
それと別の話
ここからは
お互い
何にも
見えないだろう
僕は僕で君は君で
ボクガイテモ
キミガイナイ
こんな夜は
息を潜め
灯りつけず
闇の中で
目を開く
壁の向こう
側の気配
隣人もまだ
起きてるのだろう
もう今さら
電話したくない
ふと愚かな
自分が嫌になる
君のいない
こんな宇宙
枕を投げて叫ぶ
消えてなくなれ
イマコノセカイニ
ナゼキミガイナイah