どうしたの
不自然な距離
ドライブの帰り
押し寄せる
不安を
糸島の波が煽る
ちょっと待って
何て言ったの
聴きたくない
優しいはずの
君の唇
冷たい
サヨナラ告げる
いつも
警固公園
イルミネーション
能古島コスモスも
この窓から
見てたのに
ガラス
越し映るのは
さっきまでの
君じゃない
私の知らない横顔
だけど仕方ないやん
好いとうと
好いとうと
好いとうと
やけん
まだ間に合うかな
思い出してよ
あの白い砂浜で
世界一番幸せだった
最初のキスを
好いとうと
好いとうと
好いとうと
やけん
まだ間に合うでしょ
あの街帰れば
君とは二度と
会えなくなるの
思い出の渚が
夕日に染まる
海岸線
縁取るように
続くこの道は
どこまでも
深みね
走ってくはず
だったのに
天神の灯りが
浮かび
始める頃
このまま終わり
なんて嫌なの
お願い
近づかないで
いつも幸せの
カレンダーは
足早に過ぎてゆく
なんで
気づかなかったの
悲しみの記念日に
向かって走るなんて
見つめたく
なんかないから
だって仕方ないやん
好いとうと
好いとうと
好いとうと
やけん
嘘だと言って
黙らないでよ
いつもみたいにほら
くだらない事
話ながら
肩を抱いてよ
好いとうと
好いとうと
好いとうと
やけん
こっち向いてよ
冗談だよと
君が笑って
この電話を取る
連れてってくれたら
許してあげる
だって仕方ないやん
好いとうと
好いとうと
好いとうと
やけん
まだ間に合うよね
通りすぎてく
見慣れた風景に
思い出すでしょ
二人がいた
幸せな場面
好いとうと
好いとうと
好いとうと
やけん
まだ間に合うはず
車を降りる
その最後の
瞬間までは
二人のこの恋を
諦めないわ