フワリと
舞い降りた雪が
世界を
白く染めてゆくの
六時の
チャイムが鳴ったら
秘密の
場所へと急ごう
賛美歌の中で
キャンドルが揺れてる
さぁ手を取って
飛び立とうよ
その涙の記憶が今
強さに変わってゆく
氷のキャンバスに
旋律を重ねて
冬空に響き出す
メロディ
一人きりじゃ愛を
奏でられないから
モロビトコゾリテ
その心
温めてあげるよ
出口の
ない夢の中で
こぼれた
音符を集めた
錆び付いた扉が
ゆっくりと開くの
さぁ手を取って
始めましょう
ピチカートを
はじいたなら
天使が歌い出すよ
耳を澄ませばほら
聴こえてくるでしょう
優しさに溶けてゆく
メロディ
一人きりじゃ誰も
歩き出せないから
きらめく忘却の彼方へ
連れてってあげるよ
氷のキャンバスに
旋律を重ねて
冬空に響き出す
メロディ
一人きりじゃ愛を
奏でられないから
モロビトコゾリテ
その心
温めてあげるよ