冴えない僕と
僕を囲む世界で
描いても掴んでも
まだ遠くて
何度近づいても
遠ざかっていく
夢で起きた
夜明けの
気配で満ちた
街は声を
潜めている
揺れている
僕は存在意義を
暗闇で探している
冴えない僕と
僕を囲む世界で
描いても掴んでも
まだ遠くて
何を捨てれば
そこに辿り着ける
何度も何度も
叫んでみても
僕は僕でしかないから
架空であろうと
現実だろうと
きっと超えて行ける
無限に広がる空が
途方も無くて
怖くなった
何度躓いても
君はそこで
笑っている
ちっぽけな僕は
消えない光を
それでも
探し続けている
地図なんかなくても
僕は走って行ける
どんなに遠くても
辿り着ける
白む空をみて
ここに刻み付ける
何度も何度も
叫んでみても
僕は僕でしかないから
架空であろうと
現実だろうと
きっと超えて行ける
転んだっていい
泣いたっていい
いつかその全てが
花になるから