青空に咲いたよ
夜空に咲いたよ
真っ赤に
燃えてしまったよ
ふたつに割れた
愛の欠片よ
暮れゆく灼熱の影
カルメンのような
眼差し
首筋に光る汗は
命の白のシャルドネ
コルクを抜いて
しまえば
死んでもいい
という名の
カーニバルの入り口へ
僕の手を取り招いた
ザクロの色の彼方へ
見つめ合えたら
そこはもう
地平線
行き先を失くした
旅人みたいさ
カラダに残る
青春の後味が
消えてしまう前に
死んだフリだよ
Va Cu Van
青空に咲いたよ
夜空に咲いたよ
愛してるって誓ったよ
廻り廻る星に
生まれ消える出逢い
少年から英雄に
男は皆闘牛士
赤いケープを
すり抜けて
一瞬の隙を狙って
硝子のツノが刺さった
答えはどこに
あるのかと探してる
指先が今夜も
吸い込まれてゆく
枯らせたくない
君のその赤い薔薇
永遠の代わりに
捧げた光りは
さよならという
ためだけの
朝日でも
愛され愛したなら
それでいいじゃない
Va Cu Van
青空に咲いたよ
夜空に咲いたよ
儚く散ってしまったよ
この星では僕ら
誰の生まれ変わり