Million Clouds

爪先から ちょっとずつ 生まれ 変わってく気分 名前はまだない 始まった物語 最初の一ページには 風の中に立つ 人が ああ夏草の匂い 湿った空気と 打ち寄せる波の音 ああ この海が何と 繋がっているのか 考えているの 美しい世界は 遠くにあると思った 船を待つ 人魚のように 生まれて初めって ここがそうだと 気が付いた 今 想像と違ったこと 間違えて わかったこと 戸惑ってばかり ひらめきが 羽ばたいて 耳元をくすぐった 今すぐ試してみたい ああ 説明できない 感情が胸を 温めていくわ ああ ささやかな願い 私も誰かの 光になれたら 今しか出来ない ことをすくに やらなくちゃ 幾千の雲を掻き 分けて 駆け上がる気持ち こんな私が いいだなんて 知らんなかった 影を落として飛ぶ鳥 歌うような日差し 水面へと登る息吹 画面の中じゃない この目で 見た世界を信じる 今しか 出来ないことを すくにやらなくちゃ 幾千の雲を 掻き分けて 駆け上がる気持ち こんな私が いいだなんて 爪先から ちょっとずつ 生まれ 変わってく気分 名前はまだない 始まった物語 最初の一ページには 風の中に立つ私が いる