窓ガラスに
映る君の影
校庭見る
ふりして覗くの
雨の教室
君の傘見つけた
すごく近くて
すごく遠い青い傘
わざと忘れた傘に
君が気づいて
くれますようにと
雨に願いを込めて
君の呼吸
静かに合わせてみる
もうすぐ帰りのベル
気付けばもう
雨は星になり
綺麗すぎて
ちょっと泣けてきた
つい見てしまう
右上の靴箱
癖になってることが
今日は哀しくて
駆け足の校庭で
見つけたの
見慣れた後ろ姿
高鳴る胸に君が
振り向いて
名前を呼んでくれた
歩き出す
いつもの道
どこまでも続いたら
ゆっくりと
2人で歩けるのに
どうか満ちないで
ほしい
お月様お願い
時間を止めて
伝えたい
君が好き
わざと忘れた傘に
君は気付いて
くれなかったけど
君と帰るこの道
またいつか
一緒に歩けるかな
降りそそぐ
星屑の雨