ひとりきり
ペダルこいでた
僕はどんな
日常を目指した
何度も転んで
人は強くなてる
なんて言う
そんなことはなくて
そんなことはなくて
足を止めて
ここから見てた
遠いあの頃
ふたりだったら行けた
行けたと思う
どんな坂でも
のぼれたと思う
若草の
匂いがした
いつもの通りに
生えてた
踏まれていく
踏まれていく
人は何も
振り返らず
遅刻して
出ることもない
いつも眩しい
陽が差した
人よりまじめに
生きていくことで
損することはない
そんなことはなくて
そんなことはなくて
足を止めて
ここから見てた
時計も買った
最後に巻いて
思い出してたんだ
時は流れて
君とだったら行けた
行けたと思う
どんな坂でも
のぼってみせる
君とがよかった
君がよかった
君を見てるから
君と似てるから
すり切れてる
指が痛い
そんなこと
ばかり気にした
ペダルだけを
無心でこぐ
僕らはもう
終わってしまうから