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嫁いで来てから 十年たって ああやれこうやれ 言ってはきたが はじめは無口な お嫁さん いまじゃ二倍の から返事 小憎いけれど 頼もしい 大声小声の 母娘みち 息子を頼りの かわいい嫁が ああしろこうしろ 過ごしてきたら どこかで据えたか 肝っ玉 いまじゃ息子も たじたじで 昔のわたし 重ねては なぜだか嬉しい 母娘みち 幾多の雨風 受けてはきたが どうやらこうやら 力をあわせ 乗り越えられたね 春日和 いまじゃ本当の 娘だよ まだまだ頼り ないけれど 負けずに行こうよ 母娘みち