荒れた大地へと
根を張る樹々のよう
生命謳い繋ぎ
風も雨も抱いた
険しき闇にも
小さな歓びを
見つけて灯しあう
あなたがいたから
折れそうな心で
掴んだ手には
護りたい陽だまりが
いつもあった
この世の涯てに
咲く花
それを人はみな
夢と名付けてすべてを
懸けて追い求める
この世でいちばん
激しく
優しい風興し
駆け抜けた
あなたとならば
終わりなき
まほろばへ
二度とない今の
空に身をゆだねて
愛しさは尽きない
決意へと変わった
いつか何もかも
幻想に散っても
あなたといた真実
輝き続ける
昨日の自分が
見つけた欠片
ひとつでも
明日へ受け継がせたい
この世の涯てを
照らして
めぐる太陽は
生まれ変われる新たな
朝を運んでくる
何度も迷い
悔やんだ
遠い想い出も
今ならば
分かる今日へと
導いた
灯火と
この世の涯てに
咲く花
それを人はみな
夢と名付けて奇蹟を
信じて生きてゆく
この世でいちばん
激しく
優しい風興し
駆け抜けた
あなたとならば
辿り着く
この世の涯てを
照らして
めぐる太陽は
生まれ変わって輝く
朝を昇ってゆく
あなたと出逢い私の
夢は始まった
命ある限り燃やして
終わりなき
まほろばへ