世界の色が
変わる気がした
穏やかに口を
吐く言葉
私に出来る
ことといえば
乾いた笑顔だけ
例えば昨日に
戻れたなら
嘘でも涙も
受け入れられたのに
溢れる感傷
かまわないで
気纷れに
浮つく心返して
もう二度と
ないのなら
そう言って
どれだけ
想い込めても
君にはもう
届かないの
缒る声を鼓動を
聞かせたい
冻るような
胸の中身と
対照的に熱い両手
君の前で
崩れ堕ちたら
手を贷してくれたの
閉じた瞳から
流れるのは
今でも変わらず
持ち続けていた
確かな愛情
さわらないで
無防备に
ざわめく心放して
もう二度と
会わないと
そう言って
どれだけ
叫んでみても
君を嫌いに
なれないの
詰る声も祈りも
聞こえない
月の満ち欠けに
時が過ぎて
いたことに気づく
私を残して君だけ
かまわないで
気纷れに
浮つく心返して
もう二度と
ないのなら
そう言って
どれだけ
想い込めても
君には
もう届かない
缒る声を鼓動を
閉じ込める