少しずつ波紋は
離れていった
いつしかひとつも
重ならなくなった
それでもいい
きみと居たら
こんな気持ち
いつから抱いた
ただひとりの
少年の恋物語だ
永遠にきみを
守ってみせる
この胸に刻み込む
いつから
ふたりきりに
なったんだっけ
もういいか
そんなこと
笑ってよ
終わるその日には
いつか水滴が
いくつも落ちてた
波紋が何重も
重なりあってた
温かさを今覚える
こんな穏やかに
過ごせたらな
でもそんな時間は
一瞬だって
わかってる
きみを襲うもの
すべてぼくが
この腕で切り裂くよ
頭は悪いから
よくわからないんだ
ただきみの
そばに居る
それだけで
ぼくは十分だ
きみは唄い出す
不思議な旋律
それが何もかも
奪い去ってく
大丈夫なんとか
してみせる
きみは悪くない
すべては人の理だ
永遠にきみを
守ってみせる
誓ったんだこの胸に
いつから
ぼくらだけに
なったんだっけ
もういいか
そんなこと
ふたりには
穏やかな日を
すべては光に
消えていった
ぼくという存在も
ただ手を伸ばした
きみの体を抱く
最後にさあ笑ってよ
世界が
終わってしまっても