長く
続くライトが
流線型
描いた
橋のふもとで
寄り添い
何処に行くのかなんて
どうでもいい
確かな恋心だけ
信じている
出会った夏の日
ここに座って
線香花火
揺らし
はしゃいでいたね
夜空に咲く花
見上げた二人は
まだきっと
手の届かない
夢と瞳をふせ
手の中に揺れる
小さな火ノ花
だけを守るために
生き急いだ
今日も
この場所何も
変わらないのに
どうして
君だけここに
いないの
少し大人になった
私だから
その理由
赦せなくても
わかっている
3度目の夏が
過ぎて行く頃
お互い違う
夢を求め始めて
夜空に咲く花
見上げた二人は
そうきっと
胸焦がすほど
あこがれ抱き
手の中に揺れる
小さな火ノ花
落ちても
気づかず
スレ違った
あの日より
幸せで
笑ってる
二人の姿
想い願いながら
今でも私は
夜空を見上げて
もうきっと
手の届かない
夢を追いかけ
手の中に揺れる
小さな火ノ花
何度も守って
夏を待ってる