あなたのせせらぎへと
舞い落ちる彩になった
尖った過去も穿つ
眼差しに
護られここへ
同じ覚悟に
波間を駆けた
出逢いの日記
めくるたび
遠ざかる
追憶は
哀しみも
憧れに染め変えた
愁い
はしゃぎ
ふたり刻した
時が
運んだ贈り物
優しい
激しい
季節を抱いて
そっと栞を挟んだ
今もあなたを感じる
道標ない空を往く
瑠璃色に染まる風は
何もかもを見届け
この途を
開いてくれた
消えない願いに
連れ添う影が
不安な心
映しても
あなたから
はじまった
物語
どこまでも羽ばたいた
全部
全部
ふたりつないだ
甘く切ない贈り物
波の声が
あなたを語る
花の栞に綴れば
明日もまぶしく色づく
強く
脆く
ふたりで生きた
光り
さざめく贈り物
一度
きりを
重ねた季節
そっと栞を
開けば
いつもあなたに
出逢える