時に迷い
時にあらがっては
ただひとすの志を
信じたまま
無常の世を駆けた
生命の輝き
過ぎし日の
夢の輪郭を今も
魂が憶えてる
消えぬ
ひかりを抱いて
ひとつ
ふたつ祈り結ぶ
遠き
約束の音色が
たとえ
うたかたの
温もりでも
どうか
ひとときの安らぎを
時の河の
流れはとめどなく
栄華に咲く
業の花も
憂いの葉も
罪の刃さえも
等しく
飲み込む
悠久の大地
染める黄昏に
何故涙あふれ出す
熱き
おもいの果てで
ひとつ
ふたつ空に還る
遠き
兵の面影
たとえ
たまゆらの
賑わいでも
今は
ひさかたを仰ぎたい
ひとつ
ふたつ祈り結び
そっと
優しく軋む空
いつか
とこしえをたたう愛が
どうか
あなたに届くように