並んで歩く
あなたと私いつからか
沈黙が
包むようになったのは
笑顔を見てるだけで
ふたりで
ただいるだけで
ほかに何も
いらなかった
幻のよう
君が
光をまとうたび
孤独で心が満たされる
このままで
ずっといたい
いつか
僕の知らぬ顔で
手の届かぬよな
遠い場所
飛び立ちそうで
細く輝く
月を見上げ
冬の空気
胸に吸い込む
締めつけられる
この痛みは
氷るような夜と
君のまなざし
この身の中疼く
降り続けてた
雪が昨日の足跡も
吐き出した
言葉も覆い隠した
大切な友達と
これからも信じていた
なのになぜ
こんな風に
泡沫のよう
蝶は
花で羽をやすめ
やがて空へ
消えていくもの
僕だけを見てほしい
いつか
こんな日が来ること
気づかぬふりして
永遠を
望んでいたの
蒼く輝く
月の下で
白い息が
消えるみたいに
胸を刺してる
あの言葉を
忘れてしまえれば
いつものように
笑うことができる
冷たく光る
月の影も
時がたてば
いつかは満ちる
溢れた涙
凍って砕け
もう戻せはしない
大切なもの
失くしたくないのに