嗚呼
心の中で溢れだす
それぞれ
重なる気持ち
嗚呼
口に出せずに
飲み込んで
またあなたを想う
いつか会えたら
何を話そう
きっと
数えきれないね
風よ願いを
運んでく
花嵐吹かせておくれ
今は小さな蕾でも
花開けば
あの人の処まで
嗚呼
胸に残った
寂しさに
少しだけ
目を背けた
嗚呼
駆けてく季節
その背中
見送る切なさよ
白い地面が
桜色へ染まる前に
会えたなら
花よ急ぐ
想いを糧に
咲きほこれ桜吹雪
今は優しい
薫りだけ
届けばいい
あの人の処まで
思い思い結んだ
祈りの欠片たち
こころから
さらさら凪いで
声を響かせた
さぁ
もっともっと
歌うようさ
ざめいて
どうか満開に
なりますように
きっともう
遠くはないと
告げる声が
聞こえたよ
風よ願いを
運んでく
花嵐
吹かせておくれ
今は小さな蕾でも
花開けば
あの人の処まで