降りしきる雨の中
あの日の願い事が
温もりだけ残している
またひとつ 花びら散る
色を無くした景色の中で
手を伸ばしたって
もう届かない
だけどまだ覚えてる あの花の色を
淡い世界 黒く染まって
いつか見えなくなってしまっても
あの日交わした約束を信じて
降りしきる雨の中
夜明けを待つ途中で
はぐれたまま歩いている
ただ一人向かう場所には
君の姿があるのでしょうか
こぼれ落ちていく
宵の闇が
手のひらをすり抜けて
広がってく 止められないまま
醒めることのない
夢の中立ち尽くしてただ見つめる
抱きしめた冷たい雨の中
温もりを忘れないように
瞼の裏まだ 鮮やかに
どうかどうか そのままでいて
淡い世界黒く染まって
いつか見えなくなってしまっても
あの日交わした 約束を信じて
降りしきる雨の中
世界の色は変わる