この迷い声は
ああ君に届くかい
心のすべてを残さず
見せたいよ
絞り出したこの声が
あたたかさに触れる そこに君が
独りきりで泣いてたあの夜も
きっと今日の僕に
続いてたんだと(続いてた)
思えた そう君がいたから
ありがとう
相変わらず不器用な僕なのに
呆れずに待っててくれる
優しさとか
僕はまだ慣れなくて
追いつかない言葉 もどかしいけど
気づいてくれた
君のその胸に
聴いてくれたどこかにいる
君の中に
この声の置き場所をくれるなら
僕はいきたい
この迷い声は
ああ君に届くかい
おそるおそる踏み出した日を
忘れないよ
知らなかった いくつもの
感情が僕へと なだれ込んだ
俯いて頼りないこの僕も
くすぶっていた僕さえも
間違いじゃなかったと
思えた そう君がいたから
ありがとう