あなたが戻る
その日まで
あなたに届くまで
伝える
廻る廻る時を越えて
永久に響く歌が
聴こえる
絶望のような
雨が降る
まどろみの中
夜が明ける
またどこかへ
去ってくあなたの
その傷ついた背中に
刻まれた悲しみに
さよならを
あなたのままでいて
この声は
あなたに叫ぶために
振り回した理想は
捨ててしまったの
この声は
あなたに届く為に
かげろう
のような
記憶の中
かなわぬ夢と
たわむれる
また懐かしい
あの笑顔が
輝きを取り戻して
この悲しい世界で
生きてく
地図を見つけて
そう
愛してる
あなたのすべてを
忘れずにいて
いとしい人よ
泣いている
その声が
聴こえる
この声よ今
あなたに届け
生まれてきた
その訳も
めぐり逢った訳も
知らずに
廻る廻る時の舟で
旅するあなただけ
見つめて
いくつもの夜
を越えて
いくつもの朝を
むかえても
廻る廻る時の舟で
旅するあなただけ
見つめて
あなたが戻る
その日まで
あなたに届くまで
伝える
廻る廻る時を越えて
永久に響く歌が
聴こえる